芸能人の噂や裏事情お役立ちニュース情報を発信。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
中学受験 保護者に押し寄せる「感情労働」とは
[引用元:朝日新聞]
高校受験数学 高校受験英語 学習塾の中学生勉強法 高校受験国語 お母さんとがんばる小学校受験勉強法
筆者 森上展安今年の入試はこれから様々に語られるだろうが、世間で言われるほど受験生が増えていない。本当に厳しかったのは一昨年の入試で、むしろこの2年は偏差値による調整機能が作用したうえに、昨年は人口減、今年は家計の財布のヒモが厳しく私共の推計値では1%ほど人口増の伸びに及ばなかった。つまり中学受験者数は私立に限れば2年続けて減少した。それは即ち個々の入試状況では緩いところもあれば厳しいところもあったが、方向としては少し落ち着いてきたといって差し支えない。その中で際立ってきたのは銘柄大学附属の人気上昇である。いわゆる早慶、そして明治、青山、法政等、大学系列の共学校が人気である。人気は即ち難化で恐らくこれらの学校の人口としては最も学力的に難しいレベルになったと思われる。出費の面から言えば、附属は高額な学費がかかる。系列大学進学という進路の安全もあるが、多少高くとも時節柄「寄らば大樹」という判断であろう、高校受験ならともかく、中学受験でこの傾向が顕著になったことはかなり注目すべき変化である。それについてもその受験リスクを小さくするために支払うコストの中で最大のものは時間だろうか、お金だろうか、それとも樋田大二郎青山学院大教授のいう(拙著『10歳の選択-中学受験の教育論』ダイヤモンド社所収)「感情労働」だろうか。恐らくお金とか時間とかと違って制約のない感情労働こそ最大なのだ。だから受験が不首尾に終わると以前のような人間関係の濃い塾のやり方の頃は、次のご兄弟姉妹の来客はまず望めなかった。しかしそれ以上でもなかった。中学受験は勿論本人がする。受験自体は本人だが、塾にせよ学校にせよ費用の支払い先の選択だけは保護者がほとんど当事者である。それだけに保護者の感情労働は高校、大学受験の比ではない。結果が残念な結果であったと知った時も成功した結果であったと知ったときも、この当事者であって、しかし代わってはやれない切なさと晴れがましさが長きにわたった受験生活の感情労働の密度で押し寄せてくる。それを本人とともに泣き、喜びあうのは塾の先生であった時代はいつ頃までのことだっただろうか。また、保護者が受験の失敗を受け止めきれず、本人とともにある種の精神的な破綻を抱え込んでしまうケースが生じるのはいつ頃からだろうか。こういう時こそ失敗をうけとめる胆力と成功に甘んじない気持ちを保護者に演じてもらいたいと切に思う。アサヒ・コムトップへコラム一覧へ
[引用元:朝日新聞]
高校受験数学 高校受験英語 学習塾の中学生勉強法 高校受験国語 お母さんとがんばる小学校受験勉強法
PR
この記事にコメントする
リンク
最新記事
(10/26)
(07/28)
(07/23)
(12/06)
(11/27)
ブログ内検索
最古記事
(01/14)
(01/14)
(01/14)
(01/14)
(01/15)
アクセス解析
忍者アド
フリーエリア